栃木県庁でオープニングセレモニー 9月21日から「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」はじまる

 秋の交通安全県民総ぐるみ運動が21日から始まるのを前に、20日に県庁ではオープニングセレモニーが行われました。

 20日に県庁で行われたセレモニーには、福田富一知事や県警本部の難波健太本部長、それに交通安全の団体などから約200人が出席しました。

 福田知事はあいさつで「県民の命を守るためにヘルメットの着用や交通ルールの順守など自転車の安全利用の周知に取り組んでいきたい」と述べました。

 また、セレモニーでは八幡台認定こども園の園児が交通ルールを呼びかける歌を披露したほか、一条中学校の生徒2人が交通安全を宣言しました。

 秋の交通安全県民総ぐるみ運動は、21日から30日までの10日間、「マナーアップ!あなたが主役です」をスローガンに飲酒運転の根絶や自転車のヘルメット着用などを重点に行われます。

 県警によりますと、今年(2023年)に入ってから19日までに、交通事故で38人が亡くなっていて、このうち65歳以上の高齢者が20人と過半数を超えています。また、今年5月には県内で死亡事故が相次いだことを受け、「交通死亡事故多発警報」が6年ぶりに発令されるなど、事故の防止に向けた対策が急務です。

 「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」の期間中、県内にある19の警察署が飲酒運転の根絶などをテーマに統一行動日を設けて安全運転や交通ルールの遵守を呼びかけるほか取り締まりを強化します。そして、これから冬にかけて日没の時間が早まってくるため、帰宅や下校の時間に視界が悪くなり、交通事故が増えるおそれがあることから、県警は夕暮れや夜間時には十分注意するよう呼びかけています。

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