川勝平太静岡県知事の給与返上条例案を提出 「コシヒカリ発言」をめぐり【速報】

静岡県議会9月定例会が9月21日から始まり、川勝平太知事がいわゆる「コシヒカリ発言」のペナルティーとしていた給与やボーナスの返上に関する議案が提出されました。

<川勝平太静岡県知事>
「私の御殿場に関わる不適切発言等に関しましては、県議会をはじめとして、県民のみなさまに不信の念を抱かせてしまったことを、あらためて深くお詫び申し上げます」

議案説明の冒頭に自らの不適切発言を謝罪した川勝知事は2021年の参院補選で、静岡県御殿場市について「コシヒカリしかない」などと発言して批判され、県議会で辞職勧告決議が可決されました。

これを受け、川勝知事は自らのペナルティーとして、給与とボーナス446万円ほどを返上する意向を示しましたが、これまで返上されておらず、2023年7月の県議会では自民改革会議が川勝知事の不信任決議案を提出する事態に発展し、わずか1票差で否決されました。

<川勝平太静岡県知事>
「知事の職にある限り、辞職勧告を突き付けられている身であることに変わりはありません。常時公人など、自らに課した『知事心得五箇条』を全身全霊で実行してまいります」

川勝知事は、9月21日開会した9月定例会に、11月の給与の一部と12月の給与とボーナスを減額することで当初、返上するとしていた446万円ほどを相殺する条例案を提出しました。

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