オリックス3連覇「このまま日本一を」 球団直営グッズ店にファンら列、関西対決期待するも 神戸

オリックスの優勝から一夜明け、ショップ「B-WAVE」につくられた特設コーナーで優勝を伝えるスポーツ紙を広げるファンの女性ら=21日午前、神戸市中央区三宮町1(撮影・鈴木雅之)

 プロ野球パ・リーグで3連覇を成し遂げたオリックス・バファローズ。一夜明けた21日、神戸・三宮にある球団直営グッズショップ「B-WAVE」には、興奮冷めやらぬ熱いファン約20人が開店前から列を作り、グッズを手に取ってV3の喜びをかみしめた。

 開店1時間前に到着し、最前列に並んでいた会社員の男性(48)=兵庫県明石市=は「近鉄時代から30年以上のファン。3連覇の瞬間は奇跡かと思うくらいうれしかった。このまま、日本一をとってくれると信じています」と話した。

 会社員の男性(46)=神戸市北区=は「仕事があったので、球場やテレビでは見ることはできなかったが、ずっと気になっていた。仕事が終わり本拠地で胴上げをしている姿を見た時は感動した。このまま走ってほしい」とエールを送った。

 「阪神・淡路大震災の時に神戸の街を勇気づけてくれたオリックス。小学生のころから30年近く勇気をもらってきた」と神戸市出身の男性(37)=東京都=。帰省中に家族と優勝を見守ったといい、「3連覇してほんとうにうれしい。実力があることを証明したと思う」と熱を込めた。

 会社員の男性(29)=同市東灘区=は「コロナ禍では無観客の時期もあったので、ファンが球場に集まり興奮を分かち合えたのも喜びの一つ」とし、「日本シリーズは(阪神との)関西対決を見たい」と期待する。

 連覇が始まった3年前からファンになった公務員の男性(47)=同市中央区=は「奇跡的な逆転で優勝してくれて、職場も大盛り上がり」と笑顔。選手たちのタオルを買いにきたという女性(29)=同市兵庫区=は「5年前からファン。(優勝を決めた20日の試合の)7回の攻撃で逆転した時はめちゃくちゃうれしかった」と話した。 (大高 碧)

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