ガソリン、小幅の下落182円 値下がりは2週連続

ガソリンスタンド

 経済産業省が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査から2円80銭安い182円ちょうどだった。値下がりは2週連続。ただ下落幅は小幅だった。政府が価格抑制のための補助金を拡充した影響が表れ、47都道府県全てで値下がりした。

 今回は補助金により24円の抑制効果があった。補助がなければ206円だったことになる。最安は岩手県の176円50銭で、最も高かったのは長崎県の192円ちょうどだった。

 政府は7日からガソリン価格を170円台に抑えることを目指して補助を拡充した。ただガソリンスタンドに高値圏で仕入れた在庫が残っているため、補助金効果が反映されるのに時間がかかっている。ガソリン価格を調査した石油情報センターの担当者は「円安や原油高は続いているが、補助金の抑制効果で来週も価格は下がる見通しだ」と話した。

 政府は10月5日から年末までは価格が175円を超えないようにする方針で、補助をさらに引き上げる計画だ。

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