兵庫のコロナ感染者、定点当たりで5週ぶりに減少 インフル感染者は季節外れの増加

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 兵庫県は21日、県内199の医療機関から9月11~17日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者は2791人で、1カ所平均14.03人だったと発表した。前週(9月4~10日)は平均15.27人で、5週ぶりに減少した。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=10.33人▽姫路市=20.68人▽尼崎市=10.47人▽西宮市=9.14人▽明石市=9.91人-となり、姫路市と中播磨、洲本の県健康福祉事務所管内以外は減少した。14日午前0時時点の入院患者は561人、重症者は18人だった。

 一方、インフルエンザ感染者は定点医療機関で1271人が報告され、1カ所平均6.39人と季節外れの増加を見せている。注意報レベル(平均10人)を超えたのは、明石市(同13.64人)と県朝来健康福祉事務所管内(同23.00人)で、学校から学級閉鎖の報告が増えているという。

 日本学校保健会の21日午前時点のまとめによると、新型コロナとインフルエンザを合わせ、9月の県内の学級閉鎖クラス数は千を超えている。(高田康夫)

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