赤ちゃん育てる世帯へオムツや粉ミルクを配達 配達員は子育て経験者で悩み相談も 広島・尾道市が中四国で初めての試み

広島県尾道市は10月から0歳児を育てる家庭にオムツなど子育て用品を届ける事業を始めます。中四国地方では初めてだということです。

事業は、21日の定例記者会見で尾道市の平谷祐宏市長が発表したものです。市内の生後2か月から満1歳の誕生月までの子どもを育てる家庭に毎月1回、オムツ・粉ミルク・離乳食など、希望するおよそ1800円相当の子育て用品を最大11回届けます。

対象となる子どもは毎月、およそ550人ということです。

配達は、委託を受けた「おのみちバス」の子育て経験がある従業員が担当します。配達時に保護者へアンケートを実施し、育児の悩みなどを把握して保護者が孤立するのを防ぐ狙いがあります。

尾道市、平谷祐宏 市長
「配達員の人は子育ての経験をされている方ですので、そういったお母さんの気持ちとかお父さんの気持ちが十分わかっているので、その人たちがいい人間関係をつくっていただける」

事業は10月1日から2026年9月末まで実施します。平谷市長は、事業期間終了後も継続して行う意向を示しました。

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