小銃と弾薬、同時所持時間を短く 陸上自衛隊、射撃事件で通達

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で6月、自衛官候補生の男(18)=鑑定留置中=が自動小銃を発射して隊員3人が死傷した事件で、陸自は21日、新隊員の射撃訓練では、小銃と弾薬を同時に持っている時間を極力短くすることなどを内容とする通達を8月10日に各部隊へ出したと明らかにした。

 陸自によると、今回の通達は8月下旬からの新隊員教育に備えたもの。新隊員に対して武器を持つ立場であることの重要性を教育し、指導役の隊員が射撃訓練までに新隊員の心情をよく把握するよう求める内容なども盛り込まれた。

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