スティンガーが死亡

JRAは、1998年に阪神3歳牝馬ステークス(G1)を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞したスティンガー(牝27)が、繋養先の社台ブルーグラスファーム(北海道沙流郡日高町)において、老衰のため、9月21日に死亡したとの連絡があったことを発表した。

●社台ファーム場長 東礼治郎氏コメント
「名伯楽だった藤沢和雄調教師が、この馬なら挑戦する価値があるとおっしゃって、連闘を敢行、みごとに阪神3歳牝馬Sを制したことはいまも記憶に残っています。その後、不振の時期もありましたが、不屈の精神のようなものをそなえた馬で、6歳(現表記)の春に競走生活を卒業するまで、つねに一線級のメンバーと戦いつづけてくれました。繁殖牝馬としても堅実な産駒を数多く送り、その血は広く枝葉を伸ばしつつあります。27歳の大往生ということもあり、残念という思い以上に、感謝の思いがつのるばかりです。いまはひとえに冥福を祈りたいと思います」

●スティンガー
生年月日:1996年5月15日
毛色:鹿毛
産地:千歳市
馬主:吉田照哉氏
調教師:藤沢和雄(美浦)

血統:
父 サンデーサイレンス
母 レガシーオブストレングス
母父 Affirmed
母母 Katonka

競走成績:
21戦7勝

主な重賞勝鞍:
1998年 阪神3歳牝馬ステークス(G1)

総獲得賞金(本賞金+付加賞):
4億250万6000円

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