五輪招致巡り札幌市、「34年」に方針転換探る動き 38年「持ち回り」望む声も<聖火のゆくえ 2030札幌五輪パラ招致>

 札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致を巡り、30年から34年招致への方針転換を模索する動きが市役所や経済界で強まり始めている。ただ、30年と34年大会は同時内定する可能性があり、34年大会は米ソルトレークシティーが有力視される。手詰まり感が漂う中、新たに国際オリンピック委員会(IOC)が検討中とされる38年以降の持ち回り開催への参加を求める声も、徐々に漏れ始めた。

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