ジェコは元同僚ルカクの古巣ローマ行きに驚き…「インテルに戻らなかったという事実に驚いた…」

[写真:Getty Images]

フェネルバフチェのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコは、ベルギー代表FWロメル・ルカクの古巣ローマへの電撃移籍にやはり驚きを感じていたようだ。

2021年にローマからインテルに加入したジェコは、2シーズンに渡ってネッラズーリの主力として活躍。コッパ・イタリア連覇に昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準優勝に貢献した。

しかし、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの相棒の座を分け合ったルカクの完全移籍での加入が既定路線と見られたこともあり、今夏のインテルからの移籍を決断。トルコ屈指の名門へ活躍の場を移すことになった。

しかし、当のルカクはインテルでのキャリア継続を逡巡。その後、ユベントス行き破談やサウジアラビア行き拒否という紆余曲折を経て、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマへ電撃移籍した。

今回、ジェコは『Amazon Prime Video』のインタビューを通じて、今夏の自身の去就の経緯に言及。その際、ルカクの古巣への電撃移籍に少なからず驚きを感じたことを認めている。

「個人的には喜んで残留しただろうね。インテルで本当に幸せだった」

「もちろん、僕らがクラブに在籍した2年間で望んでいたとおりにシーズンを終えたかったけど、それがフットボールだ。おそらく昨シーズン、僕らはチャンピオンズリーグに全力を尽くし、セリエAでは少し自信を薄めたのかもしれない」

「僕を放出するというクラブの決定については、ルカクの先発の座を脅かす可能性のあるストライカーが一人減ることによって、彼らがルカクにより信頼を置くための決定だったと確信していたんだ」

「だからこそ、彼が最終的にインテルに戻らなかったという事実に本当に驚いたよ」

ジェコとしてはルカクとクラブのためにミラノを去る決定を下したという部分もあり、元同僚の想定外の振る舞いに対して、怒りよりも純粋な戸惑いの気持ちが強かったようだ。

© 株式会社シーソーゲーム