ネットバンキング申し込ませ、入金させる 80歳女性が4500万円だまし取られる

京都府警八幡署

 京都府警八幡署は9月21日、京都府八幡市の無職女性(80)が警察官をかたる男らに4587万円をだまし取られた、と発表した。詐欺事件として捜査している。

 八幡署によると、9月6日から20日に、女性宅に警察官などを名乗る男らから電話があり「逮捕した暴力団組員が電気代の引き落とし口座をあなたから買ったと話しており、容疑がかかっている」「調査の手続きで(特定の)口座に金を振り込んでください」などと言って、女性に銀行口座でインターネットバンキングが利用できるように申し込ませて入金させた。女性は暗証番号を伝え、この間、複数回にわたって口座から計4587万円がネットバンキングを通じて他の口座に送金されたという。

 八幡市では7日にも、同様の手口で高齢女性が約3千万円をだまし取られる被害が判明しており、同署は関連を調べている。

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