新潟阿賀野市の県東部産業団地から基準値超える鉛とヒ素検出

 新潟県は9月21日、新潟県阿賀野市かがやきの県東部産業団地の一部用地で、有害物質の鉛とヒ素が土壌溶出量基準値を超えて検出されたと発表した。健康被害は確認されていない。

 2022年11月に実施した土壌調査で基準値を超える鉛が検出されたことを受け、事業者が23年7月末から8月上旬にかけて詳細な調査を行い判明した。県によると、1リットル当たり0.012〜0.022ミリグラム(基準値1リットル当たり0.01ミリグラム以下)の鉛と、1リットル当たり0.015ミリグラム(同)のヒ素が検出された。

 周辺に水道の水源や営業用、飲用の井戸はない。今後は周辺の水源を農業用に利用している人への周知や、地下水の水質調査を行う。

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