ホテルで女子中学生にみだらな行為5回…教諭免職 塾で生徒が友人に話し、聞いていた人が親に伝えて発覚 ホテル前にキスやハグした教諭は28歳「好きかと」

県教委、公立中学校の男性教諭を処分

 埼玉県教育委員会は21日、自校の女子生徒にホテルでみだらな行為をしたとして、東部地区の公立中学校の男性教諭(28)を免職の懲戒処分にした。

 小中学校人事課によると、男性教諭は理科担当の臨時教員として今年4月から同校に勤務。8月11日に生徒からインスタグラムで「旅行のお土産を渡したい」とメッセージがあり、8月18日~9月8日の間、2人で商業施設に出かけるなどして、自身の車でキスやハグをし、ホテルでみだらな行為を5回行った。

 生徒が塾で友人に教諭との関係を話したところ、内容を聞いていた塾の関係者が生徒の保護者に連絡。保護者が9月12日に学校に事実を確認し発覚した。保護者、学校は同日中にそれぞれ警察に相談した。

 男性教諭は県教委の調査に「SNS(交流サイト)で学校や進路の相談を受けているうちに、好意を示されたと感じ、自分も好意があった」と説明した。

 本年度のわいせつ行為による懲戒処分は6件となっていて、昨年度1年間の5件をすでに上回っている。小中学校人事課は「わいせつ事案のほとんどがSNSを介している。(SNSの利用などに関する)研修を繰り返し、不祥事に対する意識を下げさせないよう取り組む」としている。

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