京都の絶滅危惧種「トウテイラン」深い青紫の花が楽しめる道の駅は

見頃を迎えているトウテイランと見守る職員(京丹後市弥栄町・道の駅「丹後王国 食のみやこ」)

 京都府のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているトウテイランが、京都府京丹後市弥栄町の道の駅「丹後王国 食のみやこ」で見頃を迎えている。園内の花壇に計約500株が植えられており、散策しながら青紫色の花を楽しめる。

 トウテイランは京都府や兵庫県の北部など日本海沿岸に分布し、京丹後市では「市の花」になっている。

 同道の駅で園芸を担当する西原昭二郎さん(63)によると、以前は鉢植えで育てていたが、3年前から繁殖させて園全体に広げていったという。

 西原さんは「深い青紫色の花の美しさとともに、銀白色の葉も楽しんでもらえたら」と話している。見頃は9月下旬まで。

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