モラハラってどういうもの?
昨今いろいろと聞く機会が増えた、ハラスメント行為。その中でも、モラハラとはモラルハラスメントと呼ばれており、職場や学校だけでなく夫婦間や家族間でも問題が示唆されている行為といえます。
モラハラは、相手に対して一方的暴言を浴びせかけて傷つけすだけでなく、仲間外れにするなどの態度面においてもみられる行為です。問題視されていることだからこそ、モラハラの特徴を知っておきましょう。
『モラハラの特徴』4選!
モラハラの特徴とは、以下のものが挙げられます。
1.相手の人格を否定する
相手の人格を全否定するのは、モラハラの典型的な行動です。
- 相手に対して「ゴミ」「クズ」などの暴言を浴びせる
- 複数人で話していて、特定の人がなにか発言したとき「あなたには聞いてないから」「黙ってて」と、発言したことそのものを否定する
- 相手の出身地を聞いて「地元じゃないならわからない」「よそ者」と、村八分の対象にする
- 出身学校や学歴、職歴に対して「ないわ」「ダサい」「嘘つき」と、根拠のない否定をするなど
相手の過去から現在に至るまでのすべてを否定し、相手の人格も否定するような発言や行動は絶対に避けるべきです。
2.特になにもない状態のときでも、舌打ちなど陰湿ないじめをする
相手の気に障ることをしていない状態であっても、陰湿ないじめを繰り返すような行動は、モラハラにつながります。
- すれ違うときに、舌打ちをする
- 目も合わせていないのに、睨んでくる
- 目が合うと、周囲の人とひそひそ露骨になにか話し始める
- 特定の人だけ、必要な配布物などを意図的に配布しないなど
モラハラ気質の人は、自分がなにか被害を被ったわけではなくても、相手のことが気に入らないと思えばいじめてくるのが特徴です。
3.自分の非は認めず、標的の人のミスは異常なまでに責める
モラハラ気質な人は、自分のミスはかたくなに認めません。なんとか理由をつけて、「仕方なかったこと」にしようとします。そのための犠牲であればいとわない、という行動や言動をする人もいます。
しかし、周囲の人や目をつけている人のミスは絶対に許しません。周りの人に聞こえるよう露骨に大きな声を出して相手をたしなめ、いつまでも同じミスの話をして相手を追い詰めるようなことをしがちです。
4.世間体がよく、周囲の人に対しては人当たりがいい
モラハラ気質の人は、標的の人以外の人には人当たりがいいことが多いです。モラハラが周囲にバレないよう配慮していることもあり、いざ周囲にモラハラ気質が知れ渡ると「あんないい人が…?」という声が上がるほど、周囲の人とは良好な関係を築いています。
モラハラ気質の人と付き合っていく方法とは
モラハラ気質な人と付き合わなければならない状況になったときは、以下のような対処方法を実践してみましょう。
- できる限り接触しないよう心がける
- 相手の行動や言動に動じず、できる限り相手にしない
- 上司や家族、友人などに相談する
- 物理的な距離を取る…家族の場合は家を出たり、会社の場合は部署の移動や転職を試みるなど
モラハラ気質の人の近くにいると、心身共にすり減ってしまいます。自分の身を守るためにも、最低限度のかかわりを持つ程度にとどめ、被害を被っているときは早めの対処しましょう。
まとめ
モラハラ気質の人は、どんな場所にもいます。万が一目をつけられてしまったら、早めの対処を心がけてください。