全国で福祉事業 運営会社が食材費を過大徴収か 静岡県内の施設も調査

障がい者向けのグループホームを全国で運営する福祉事業会社が、施設で提供した食事の材料費を利用者から過大徴収していた疑いがあり、県などが、県内の施設について調査を行っていることがわかりました。

食材費を過大徴収した疑いがあるのは、東京に本社がある福祉事業会社「恵」です。名古屋市を中心に、全国で知的障がい者などが入居するグループホームなどを展開しています。愛知県から厚生労働省に対し、愛知県内にある「恵」の施設で実際の食材費を上回る金額を利用者に請求していると報告があったということです。

これを受け、ことし6月、厚生労働省が「恵」の施設のある静岡県や静岡市に対して、事実確認するよう連絡しました。県内には8か所の施設があり、県と静岡市は、同様の過大徴収の有無を調査しています。「恵」の担当者はDaiichiーTVの取材に対し、「行政監査中のためお答えできません」と話しています。

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