花巻で23日から車椅子ハンド大会 パラ五輪採用へ機運醸成

初の大会に向け、車椅子ハンドボールに汗を流す練習会参加者

 第1回みちのく車椅子ハンドボール大会は23、24の両日、花巻市松園町の市総合体育館で開かれる。市ハンドボール協会が主催し、全国から7チームが出場。競技の認知度は世界的に低く、パラリンピック競技の正式採用を目指し機運を高める。

 盛岡市内で今月上旬に開かれた練習会。性別や障害の有無にかかわらず、初心者の9人が車椅子に乗ってコートを駆け回った。

 高校時代にハンドボール競技の経験がある会社員鷹觜寿之さん(45)=紫波町上平沢=は数年前に病気を患い足に負担のかかる運動ができなくなった。車椅子ハンドボールは「健常者も障害者も同じコートに立てることが魅力」と語り、本番を待つ。

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