小学校プールの水大量流出、宮城 マニュアルに不備、賠償求めず

 宮城県富谷市は22日、市立東向陽台小で25メートルプールの水が13日間にわたって出しっ放しになり、約200万円の損害が生じたと発表した。教員らの止水操作が不十分だったという。ただ操作マニュアルに不備があったことなどから重過失はないとして、損害賠償は請求しないとしている。

 市教育委員会によると、教員らは4月27日に水漏れ確認のためプールへ水を入れ、間もなく元栓などを閉じる操作をした。ただ完全に閉まっておらず、凍結防止用の水抜き栓から漏水。市上下水道課が5月9日に指摘するまで約10杯分が流れ出た。

 水抜き栓は別操作で水を止めることもできたが、マニュアルに記載がなかった。

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