米宇宙軍から補給衛星の開発受注 日本企業、寿命延長技術を評価か

 宇宙ごみの除去サービス事業化を目指して日本人が創業したベンチャー企業「アストロスケール」は22日、米宇宙軍から軌道上にある人工衛星用の燃料補給衛星の開発を受注したと明らかにした。受注額は約2550万ドル(約37億8千万円)で、これから新たな設計に着手し、2026年までに試作機を納入するとしている。

 日本の民間企業が、衛星開発で米軍と契約するのは珍しい。同社は、米宇宙軍と契約した米子会社を中心に、人工衛星の寿命を延長する技術開発に取り組んでいる。延命が必要な衛星をアームでつかみ、軌道修正を代替する技術などが評価されたとみられる。

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