「双方がコミュニケーションを図ろうと努力され実った」川勝平太知事 JR東海と大井川流域自治体トップの意見交換を評価

リニア中央新幹線の工事をめぐり、JR東海と大井川流域の市や町のトップが9月9日、意見交換会を実施したことを受け、川勝平太知事は9月22日の定例会見で、「双方にとってもよかった」と評価しました。

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<川勝平太知事>
「島田市の染谷(絹代)市長を中心にした流域市・町の首長が、国・JR東海に一貫して、双方のコミュニケーションを図ろうと努力され、それが大きく実ったのかなと受け止めている」

意見交換会には、大井川流域の10の市や町のトップやJR東海の丹羽俊介社長が参加し、いわゆる「田代ダム案」に関する現状などが報告されました。事務レベルの「連絡調整会議」の設置も決まり、両者の距離が近づいていることを受け、川勝知事は両者の取り組みを評価しました。

<川勝平太知事>
「(JR東海)丹羽社長のキャラクター、コミュニケーションを大切にするという姿勢が流域市・町のみなさま方にも意見交換会を通じて分かったのではないかと思っている」

一方、「田代ダム案」をめぐってはJR東海の丹羽社長が21日、ダムを管理する東京電力側との交渉が「流域市・町に説明できる内容になった」と明らかにしました。

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