【杭州=杉山圭一郎】プレスセンターの地下1階にメディア専用の巨大なレストランがある。20人民元(じんみんげん)(約440円)で食べ放題とお手頃で、メインディッシュからデザートまで数十種類を日替わりで用意するという。アジア各国の料理も提供する計画で、記者からの評判は上々だ。
これまで多くの国際スポーツ大会を取材してきたが、メディアレストランにはあまりいい思い出はない。2012年ロンドン五輪は朝食が毎日パンと目玉焼きだけ。16年リオデジャネイロ五輪は肉料理を中心に味は良かったが、1食約2千円と高かった。
アジア各国に華僑がチャイナタウンを形成している歴史的背景もあり、各国の記者も中国料理は口が合うようだ。だが、レストラン案内係のボランティア学生に一番の人気メニューを聞くと「ケンタッキー」と返ってきた。
金沢にも店を構える米国発祥のフライドチキンだ。協賛企業として食べ放題メニューに入っており、飛ぶように注文が入るという。
参加国にちなんだメニューもあり、22日は日本風チキンカレーが登場。喜んで注文したものの、日本の甘口カレーの数倍甘い味付けで箸が進まなかった。