ハットリくんとパチリ 富山県氷見市・比美乃江公園にフォトフレーム完成

唐島(中央)をバックに記念撮影を楽しむ親子=氷見市の比美乃江公園

 海越しの立山連峰を背景に富山県氷見市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんが生んだ「忍者ハットリくん」のキャラクターと記念撮影できるフォトフレームが同市の比美乃江公園に完成し、お披露目式が22日にあった。あいにく立山連峰は雲で望めなかったが早速、記念撮影を楽しむ人たちの姿が見られた。

 漫画を生かしたまちづくりを進める市が新たな観光スポットとして整備。立山連峰とともに藤子(A)さんが強い思い入れを持っていたという唐島が背景に入る場所に設置した。

 「ニンニン!唐島ビューフォトフレーム」は風呂敷を使った忍術で空を飛ぶハットリくんと、弟のシンゾウ、忍者犬の獅子丸、市マスコットキャラクターのひみぼうずくんをデザイン。縦2.6メートル、横2.4メートル。夜は照明がともり、昼間と違う雰囲気で撮影が楽しめる。事業費は841万円。

 式で林正之市長があいさつし、来賓の積良岳市議会議長、寺下利宏氷見商工会議所会頭らを加え、テープカットした。

 友人と撮影を楽しんだ富山市西荒屋の野原愛彩さん(28)は「すごくかわいい。インスタ映えするので観光客もうれしいと思う」と話した。

お披露目式でテープカットする林市長(中央)ら

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