中上貴晶、初日は2度の転倒「タイム短縮に向けてのアイデアもあるので前進したい」/第13戦インドGP初日

 ブッダ・インターナショナル・サーキットで開催されている2023年MotoGP第13戦インドGP。9月22日にMotoGPクラスのプラクティスが行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は21番手と厳しい初日となった。

 ブッダ・インターナショナル・サーキットを初めて走行した中上は、ライン取りなどコース攻略に努めていった。午前中のフリー走行1では、好調なスタートを切って、セッション中はトップ5につけていたが、フロントから転倒を喫して12番手にダウン。午後のプラクティスでもセッション終盤のアタック中に転倒を喫し、21番手となった。

 この日は、ブレーキングの安定性に課題を残したが、シーズン中盤まで苦戦したリアのトラクション不足はそれほど問題にならなかったようだ。土曜日のフリー走行2、予選、そしてスプリントでは、マシンのいいバランスを見つけて、タイム短縮とポジションアップに挑んでいく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(プラクティス:21番手)
「今朝はフィーリングがとてもよく、新しいコースにうまく適応することができました。体力的にはかなり厳しいサーキットですが、レイアウトはすばらしいと感じました」

「最初の転倒はいきなりフロントのグリップを失い、少し怖かったです。2回目の転倒は、データによると、スピードが速すぎたようです。今日は2度も転倒してしまい、マシンを素早く修復してくれたチームには本当に感謝しています。21番手という残念な結果ですが、明日は、タイム短縮に向けてのアイデアもあるので前進したいです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第13戦インドGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第13戦インドGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第13戦インドGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第13戦インドGP

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