APUで秋の入学式、65カ国・地域の611人仲間入り【大分県】

民族衣装を身にまとい、キャンパスを歩く新入生=22日、別府市の立命館アジア太平洋大

 【別府】別府市の立命館アジア太平洋大(APU)で22日、秋の入学式があった。新入生は自国の民族衣装などを身にまとい、キャンパスは華やかな雰囲気に包まれた。

 出口治明学長(75)が「世界を変える人材となるため、人、本、旅を通して学んでほしい」と式辞。新入生代表のバーサンフー・サインザヤさん(18)=モンゴル出身、サステイナビリティ観光学部=は「環境問題に立ち向かう革新的な方法を探究し、議論したい」とあいさつ。チャン・ボシェンさん(22)=中国出身、アジア太平洋研究科=は「将来に向け、使命感に満ち、決意がみなぎっている。地域や社会全体に貢献していきたい」と述べた。

 新入生は65カ国・地域の611人。国軍のクーデター後、高等教育が受けられない状況が続くミャンマーからの新入生が116人と最も多くなった。

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