出走直前の競輪場に雷直撃…審判用カメラなど故障しレース中止 福井、フェニックスカップ打ち切り

福井競輪場=福井県福井市

 福井県の福井市は9月22日、同市の福井競輪場で一部機器が落雷により故障し復旧の見通しが立たないとして、22、23日に予定していた「創刊75周年記念 スポーツニッポン杯 フェニックスカップ」第2、3日の開催を中止すると発表した。

 市公営競技事務所によると21日午後4時20分ごろ、バンク中央にある高さ約24メートルの金属ポールに落雷があり、審判用カメラやテレビ中継システムなどが故障した。公正性や安全性が確保できないとして、出走直前だったフェニックスカップ初日の最終レースを急きょ中止。けが人はなかった。

⇒大阪から福井へ釣りに行った夫…携帯電話の充電切れが招いた大騒動

 その後も復旧のめどは立たず、フェニックスカップの打ち切りを決めた。同事務所の担当者は「10月2~4日開催予定のレースまでにはなんとか復旧したい」と話した。

© 株式会社福井新聞社