斉藤日光市議、福田氏公設秘書辞任へ 兼職問題巡り

斎藤久幸氏

 地方議員が国会議員の公設秘書を兼職している問題を巡り、立憲民主党の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員の第1秘書を兼職する斎藤久幸(さいとうひさゆき)日光市議が公設秘書を辞職する意向であることが22日、関係者への取材で分かった。

 福田氏は前任の秘書が6月末に退職したことに伴い、7月1日付で斎藤氏を公設第1秘書に採用した。21日の報道陣の取材には「地元の課題について連携し、いい仕事ができている」と述べ、正当性を主張していた。

 同日、斎藤氏も「市議としても公設秘書としても支障は来していない」としていたが、公費から支給される秘書給与と議員報酬の「二重取り」などで世論の反発が大きいことから、辞職する意向を固めたとみられる。

 下野新聞社の取材に対し、福田氏は「(斎藤氏と)会えていないので分からない」と話した。

© 株式会社下野新聞社