人気のバスケで地域拠点に 北関東初、小山に本格屋外コート パン店代表やデザイナーら企画

本格的な屋外型バスケットボールコートを手がけた笠井さん(左)と水本さん

 若者に人気のストリートバスケットボールを気軽に楽しんでもらおうと、栃木県小山市粟宮のパン店「OLEA(オレア)」の裏手に屋外型のコート「OLIVA BASKETBALL COURT(オリバ・バスケットボール・コート)」が8月にオープンした。会員登録すれば誰でも低価格で利用でき、地域交流・活性化の拠点としても期待される。

 バスケットボールファンで、オレア代表の笠井麻衣(かさいまい)さん(40)や、間々田3丁目、デザイナー水本浩嗣(みずもとひろつぐ)さん(35)らが整備を企画。ゴールやアスファルトのペイント施工などは、ストリートバスケットボールのファッションブランド「ballaholic(ボーラホリック)」(東京)がプロデュースし、本場・米国のダウンタウンにあるコートをイメージした。

 ロゴは水本さんが手がけ、「UFOが降りてきてバスケの世界へといざなうイメージ」(笠井さん)となった。本格的な屋外型コートは北関東初という。

 オレアはパン製造・販売のほかカフェを併設。マルシェを月数回開くなど地域交流にも力を入れており、子育て世代から「ストリート系のスポーツを気軽に楽しめる施設が欲しい」との要望が上がっていたことが、整備のきっかけとなった。

 笠井さんは「バスケの楽しさを知る第一歩として子どもたちに楽しんでもらいたい。将来的には市内の観光・レジャー施設などと連携したツアー企画にもつなげたい」。水本さんは「バスケを介し、年齢や性別に関係なく交流してもらい、仲間づくりの場になるとうれしい」と話した。

 初回はオレアで身分証を提示して500円を支払い登録すると、2時間使用できる。以降の2時間使用料は未就学児100円、高校生以下200円、一般400円。午前9時半~午後4時半。月、火曜定休。(問)オレア0285.32.6730。

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