ヤマハ、クアルタラロがダイレクトQ2進出「身体への負担は大きくないが、とにかく暑さ問題」/第13戦インドGP初日

 ブッダ・インターナショナル・サーキットで開催されている2023年MotoGP第13戦インドGP。9月22日にMotoGPクラスのプラクティスが行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは8番手で予選Q2に進出。フランコ・モルビデリは14番手で初日を終えた。

 午前中に行われたウイーク最初のフリー走行1(FP1)では、ふたりにテクニカルトラブルが発生して貴重な時間を消費。

 午後からのプラクティスで巻き返しを図り、クアルタラロは開始早々に4番手に浮上して素早い適応力を見せた。その後も午前中の後れを取り戻そうと積極的に周回を重ね、十分にリズムをつかんでからタイムアタックをスタート。

 思い通りのパーフェクトラップとはいかなかったものの、全29ラップ中24ラップ目で1分45秒291を記録してトップから0.509秒差の8番手を獲得した。

 モルビデリも同様に、新しいサーキット攻略のため最大限の周回数を目指していった。暑さとグリップレベルの低さに慣れるまでに少し時間を要したものの、その後、大きく前進し、一時は3番手まで浮上していた。しかしセッション終盤で全体のペースが上がると徐々に後退。全27ラップ中26ラップ目に記録した1分45秒576はトップ10に届かず、トップから0.794秒差の14番手で初日を終了した。

ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:8番手)
「ウイーク初日は絶好のスタートとはいかなかった。午前中のセッションでは9ラップしかできなかったので、新しいコースを攻略するのは簡単ではなかったよ。コース自体は身体への負担はそれほど大きくないが、とにかく暑さが問題だ。そのなかでも、午後のセッションで何とか後れを取り戻してQ2進出を決めることができたのは、とても良かったと思う。明日の予選では前の3列を狙っていくよ」

フランコ・モルビデリ(プラクティス:14番手)
「非常に暑いね。でもそれ以外は、いい一日になったと思う。ユーズドタイヤで好タイムが出ていたし、最初のタイムアタックも順調だった。しかし終盤は大勢のライバルがペースを上げてきたため、思い通りとはいかなかった」

「僕も少しずつ、一歩一歩、アタックのたびにタイムを短縮していったが、それではまだ十分ではなかった。今日はどうやら、単独走行の時間が長すぎたようだね。スピードはあったが、他のマシンに引っ張ってもらうことができなかった。トップ10に入るには、それが必要なのかもしれない」

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第13戦インドGP 初日
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第13戦インドGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第13戦インドGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第13戦インドGP 初日
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第13戦インドGP 初日

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