死亡の中学生について「いじめ」認定受け 再発防止策を協議 呉市総合教育会議

おととし呉市で、列車にはねられ死亡した中学生が、「いじめ」に遭っていたと認定されたことを受け再発防止策を協議する会議が22日、開かれました。

22日に呉市役所で開かれた総合教育会議には、新原市長と寺本教育長、それに教育委員4人が出席しました。

呉市では、おととし1月JR呉線の踏切で、列車と接触して死亡した当時14歳の男子生徒について、いじめに該当する複数の行為があったと調査委員会が今月認定。死亡との因果関係についても関連性が認められたことから、この日の会議では、市教育委が作成した再発防止案について協議されました。

教育委員からは「対応を先延ばしにしたり、教師だけで解決したりするのでなく、スクールカウンセラーと連携すること」などの意見が出ました。

呉市教育委員会 寺本有伸教育長
「体制作りというのは非常に大事な事であるし、スクールカウンセラーの存在も大事な事ですので頭に入れて考えていきたい」

呉市は、スクールカウンセラーの補充など予算の必要性があれば、検討したいとしています。

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