青森-台北 エバー航空がチャーター便 10~11月、訪日客のみ対象

 県は22日、台湾のエバー航空が10月19日~11月4日にかけ、青森-台北(桃園)線のチャーター便を運航すると発表した。台湾からの訪日客のみが対象。同路線の運航は、新型コロナウイルスの影響で2020年2月以降定期便を運休していたが、今年4月にチャーター便の運航を再開。今秋の運航についても県と協議を進めていた。

 県やエバー航空によると、チャーター便の運航は定期便再開に向けた路線の周知や旅客需要の調査が狙い。機体は184人乗り。利用客は4泊5日の日程で、十和田市の奥入瀬渓流や現代美術館、弘前市の津軽藩ねぷた村などの県内観光地を巡る。

 運航日は10月19、23、27、31日、11月4日で、初日は青森到着便のみ、最終日は同出発便のみで、その他は1日1往復。10月19~27日は、午前9時25分に台北郊外の桃園国際空港を出発し、午後2時に青森空港に到着する。折り返し便は午後3時半青森発、同7時桃園着。同31日は午前9時45分桃園発、午後2時20分に青森着で、折り返し便は11月4日午後3時半青森発、同7時桃園着の運航計画となっている。

 県は冬ダイヤが始まる10月末をめどに定期便の再開を目指していたが、同社は22日の取材に対し「具体的な時期は未定」とした。

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