大の里12勝、首位並ぶ 十両V争い、千秋楽へ

大の里

 大相撲秋場所(両国国技館)14日目の23日、東十両14枚目の大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は西十両4枚目の東白龍を押し倒し、12勝目を挙げた。十両トップだった西十両7枚目の一山本が敗れたため、首位に並んだ。2敗を守った大の里は「いい相撲が取れた」と納得顔で、十両優勝を懸けて千秋楽に挑む。

 大の里は千秋楽、東十両筆頭の狼雅と対戦。勝った上で一山本が負ければ十両優勝が決まる。勝っても負けても、一山本と勝ち星が並んだ場合は優勝決定戦に臨む。新十両優勝となれば、昨年秋場所の栃武蔵以来1年ぶり。

 本割で対戦する狼雅はロシア出身の24歳で、右四つを得意とする。狼雅は勝てば幕内昇進が確実となる大一番で、互いに負けられない取組となる。

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