世相映す123体集合 富山県高岡市で中田かかし祭開幕、人気選手・キャラ表現

中田かかし祭の会場を訪れる大勢の家族連れら=中田中央公園

 富山県高岡市中田地区の名物行事「第40回中田かかし祭」が23日、中田コミュニティセンターと中田中央公園で始まった。4年ぶりの開催となった今年は、スポーツ選手や人気キャラクターなど世相を反映した123体が、ユニークな姿で来場者を楽しませている。24日まで。

 大相撲の元大関朝乃山(富山市出身)や米プロバスケットボールNBAレーカーズの八村塁(同)、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平らスポーツ選手のほか、人気アニメのキャラクターや今夏の猛暑を表現したかかしなど趣向を凝らした力作が会場に並んだ。

 来場者は写真を撮ったり作品をじっくり眺めたりしていた。家族と訪れた地元の岸遥ちゃん(4)は「アンパンマンが好き。大きくなったらおじいちゃんと作りたい」と話した。

 特設ステージや会場では中田、般若野の両保育園の園児がよさこい踊りを演じたほか、中田小学校の4年生や婦人会、民謡舞踊団体「華の会」が郷土民謡「かかし音頭」を踊り歩いて盛り上げた。

 24日はかかしコンクールの表彰式や中田中学校のブラスバンド演奏、フラダンスのステージ、参加型のチャンバライベントなどを予定している。

 中田かかし祭は中田地区の活性化を目的に1983年から開かれている。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。

子どもの部金賞のアニメキャラクターのかかし
キャラクターやスポーツ選手が並んだ会場
子どもたちに人気を集めたスーパーマリオのかかし
2019年開催時の入賞作品も並んだ
元気よくよさこいを踊る地元の園児
特設ステージでかかし音頭を踊る中田小の児童ら
かかし音頭を踊る地域住民

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