見頃はもうすぐ!500万本のヒガンバナ開花始まる 日高の巾着田曼珠沙華公園、飲食店や特産品の販売店も出店

巾着田を赤色に染めるヒガンバナ=23日午前、埼玉県日高市高麗本郷

 埼玉県日高市高麗本郷の巾着田曼珠沙華公園で500万本といわれるヒガンバナが咲きだし、一帯を赤色に染めている。夏の暑さの影響で生育が1週間ほど遅れており、全体が見頃を迎えるのは今月末ごろになる見込みだ。

 高麗川沿いに広がる約3.4ヘクタールの群生地では、訪れた人が遊歩道を散策しながら、黄緑色の茎の上で開いた花を楽しんでいる。東京都北区から23日に訪れた74歳と57歳の女性2人は「ヒガンバナを見ると秋を感じる」と話していた。

 公園では開花に合わせて「巾着田曼珠沙華まつり」が開かれ、飲食店や特産品の販売店が出店する。

 巾着田管理事務所は「テレホンサービス」(電話050.3490.0873)で開花状況を知らせている。

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