長崎ヴェルカ、6回戦進出 B1大阪に競り勝つ バスケット天皇杯2次ラウンド

 バスケットボール男子の第99回天皇杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社、長崎新聞社など共催)は23日、長野市真島総合スポーツアリーナなどで2次ラウンドの5回戦16試合が行われ、Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカは同じくB1の大阪に86-82で競り勝った。
 ヴェルカは序盤、インサイドで優位に立った大阪に3-10とリードされたが、森川の内外角からの12得点などで点差を詰め、第1クオーターを21-20でスタートした。第2クオーターは狩俣、野口の3点シュートで攻撃の口火を切ると、その後はブラントリーが存在感を発揮。3点シュートを含む7得点で前半を48-39で折り返した。
 後半は互角の展開が続き、第4クオーターに5本の3点シュートを決めた大阪が残り2分20秒で80-79と逆転したが、ここからヴェルカは荒谷、パーキンズがインサイドで勝負強さを発揮。再逆転して4点差で逃げ切った。
 前田監督は「同じ西地区の相手に一つ勝てたのはうれしい。ゲームを全員でつくれたこと、最後に勝ち切れたことは良かった。次もいい準備をして全員で勝ちにいきたい」とコメントした。
 24日は同アリーナなどで6回戦8試合を実施。ヴェルカはB1の信州と対戦する。

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