【深ヨミ】なにわ男子『Make Up Day/Missing』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査

2023年9月20日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2023年9月11日~9月17日)で390,702枚を売り上げて5作連続となる首位を獲得したなにわ男子の『Make Up Day/Missing』。

9月13日にリリースされた同作はなにわ男子の5thシングルで、収録曲の「Make Up Day」は、大西流星主演の日本テレビ深夜ドラマ・シンドラ『紅さすライフ』主題歌、「Missing」は、西畑大吾と松村北斗(SixTONES)がダブル主演を務めるテレビ朝日系オシドラサタデー『ノッキンオン・ロックドドア』主題歌にそれぞれ起用されている。

ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『Make Up Day/Missing』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/130066/2)は『Make Up Day/Missing』と、2023年3月リリースの4thシングル『Special Kiss』、そして2022年11月リリースの3rdシングル『ハッピーサプライズ』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2023年の1月2日から9月17日までに発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。

グラフを見てみると、『Make Up Day/Missing』は『Special Kiss』、『ハッピーサプライズ』と比較的近しい販売比率だということがまず目に入る。関東の数値は3作共通して36%以上(『ハッピーサプライズ』は36.9%、『Special Kiss』は36.5%、『Make Up Day/Missing』38.5%)を記録していて、最新作では2%増加している。また、直近3作に共通しているのは全シングルと比べて関東の占める割合が低いということだ。逆に、その他の地域に関しては、どの地方も全シングルよりも高い比率を記録していて、近畿、北海道、九州は特にその差が顕著だ。

『Make Up Day/Missing』と前作『Special Kiss』に比較対象を絞ると、北海道(5%→5.4%)と近畿(18%→18.7%)、そして上記の関東(36.5%→38.5%)が伸びを見せている。また、同じ比率を維持している四国を始め、その他の地域においても両作の差は1%以内にとどまっている。

収録曲2曲がそれぞれドラマ主題歌に起用されている『Make Up Day/Missing』。『ノッキンオン・ロックドドア』は9月23日に、『紅さすライフ』は9月25日にそれぞれ最終回を迎える。両作が完結すること、そして現在開催中のツアー【なにわ男子 LIVE TOUR 2023 'POPMALL'】が続いていく中で、今後『Make Up Day/Missing』がどのようなチャートアクションを見せていくのか引き続き注目していきたい。

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