公式戦3試合ぶり白星にミラン指揮官は安堵 「精神的にも肉体的にも疲れた1週間を経ての重要な勝利」

[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がエラス・ヴェローナ戦の勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

今シーズンはリーグ開幕3連勝スタートを飾ったものの、第4節のインテル戦で大敗を喫してしまったミラン。続くチャンピオンズリーグ(CL)のニューカッスル戦もゴールレスドローで終え、公式戦2試合未勝利という状況で23日のセリエA第5節ヴェローナ戦に臨んだ。

ポルトガル代表FWラファエル・レオンの立ち上がりのゴールにより、ミランが先制。追加点は奪えなかったものの、最後までその1点を守り抜き公式戦3試合ぶりの白星を手にしている。

試合後にコメントを残したピオリ監督はこの勝利の意味をこのように語っている。

「精神的にも肉体的にも疲れた1週間を経ての重要な勝利だ」

「我々はチームとしてプレーし、懸命にハードワークした。この勝利は我々にとって良いものになるだろう」

また、ピオリ監督はフランス代表DFテオ・エルナンデスや元イタリア代表DFダビデ・カラブリアの欠場により、3バックを採用。アメリカ代表MFユヌス・ムサを右ウイングバックで起用した意図などを明かした。

「今日はやむを得ずフォーメーションを変更したが、5人の選手によるビルドアップは継続した」

「システムで試合に勝てると思ったことはないが、戦術理解と原則は重要だと信じている」

「ムサはテオや(アレッサンドロ・)フロレンツィと同じように信じられないほどの脚力を持っているから、アウトサイドでとてもうまくプレーできる」

「私にとって非常にポジティブなのは、前日の20分ハーフのトレーニングからチームは大きく変わったが、それほど苦しむことがなかったということだ。3バックで守る際に理想的な存在と言える(シモン・)ケアーと共に、再びこのシステムに挑戦するチャンスがあると思う」

負傷交代したボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表MFラデ・クルニッチの状態についても言及。代わりに中盤の底を任せられる選手として、フランス人MFヤシン・アドリやオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスの名前を出した。

「残念ながらクルニッチは筋肉の問題を抱えている。屈筋に違和感を覚えたようだ。次の試合で彼を起用するのは難しい。アドリにその役割を果たすチャンスがあるだろうし、ラインデルスも同様だ」

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