前半苦戦のブライトン、後半から出場の三笘が2ゴールの活躍で逆転勝利|プレミアリーグ

写真:2ゴールで勝利に貢献した三笘

9月24日、プレミアリーグ第6節のブライトン vs ボーンマスの試合がアメックス・スタジアムで行われた。

UEFAヨーロッパリーグの試合から中2日でこの試合を迎えたブライトンは、最前線にエヴァン・ファーガソン、トップ下にダニー・ウェルベック、右サイドMFにファクンド・ブオナノッテを先発起用するなど2日前の試合からメンバーを大幅に変更。左サイドMFにはサイモン・アディングラが入り、三笘薫はベンチスタートとなった。

序盤はブライトンがボールを握り、ボーンマスは奪ってからの素早い攻撃に活路を見いだす展開に。ブライトンはGKバート・フェルブルッヘンがペナルティーエリア外までボールを運んで縦パスを入れ、そこから攻撃を展開する戦術を採っていたが、25分にこれが裏目に出る。ライアン・クリスティがフェルブルッヘンにプレッシャーをかけてパスをブロックし、こぼれ球を拾ったドミニク・ソランキが無人のゴールに蹴り込み、ボーンマスが先制点を奪った。

反撃に転じたいブライトンだったが連動性を欠いて攻撃が停滞し、フィニッシュまで持ち込むことができない。それでも前半アディショナルタイム、ビリー・ギルモアが左サイドからインスイングのクロスを入れると、相手守備陣が対応しきれずOGとなり、同点でハーフタイムを迎えた。

ブライトンは後半の頭からブオナノッテとファーガソンに代えて三笘とアンス・ファティを投入。すると相手のキックオフのボールにファティがプレスをかけてミスを誘い、拾った三笘がドリブルで運ぶと、ファティ、マフムド・ダムードと繋いで再び三笘が受け、右足アウトサイドで流し込み、ブライトンが逆転に成功する。

これで試合は一気にブライトンのペースに。人が動いてパスが流動的に回るようになり、フィニッシュシーンも増えていく。一方のボーンマスも65分に両サイドMFを交代させて縦への推進力を維持し、スピーディーな攻撃を仕掛けていく。

ブライトンは74分、新戦力のカルロス・バレバを投入し、プレミアリーグデビューをさせる。すると77分、そのバレバがボールを運び、相手に潰されたところをギルモアが拾って左サイドへ。ペルビス・エストゥピニャンがクロスを入れると、走り込んだ三笘がヘディングで合わせて追加点を奪った。

その後、ボーンマスがチャンスを作る場面もあったがゴールを奪うことはできず、6分間のアディショナルタイムを経てタイムアップ。三笘の活躍によりブライトンが見事な逆転勝利を飾った。

◉試合結果

ブライトン 3-1 ボーンマス

0-1 25分 ドミニク・ソランキ(ボーンマス)
1-1 45+2分 OG(ブライトン)
2-1 46分 三笘薫(ブライトン)
3-1 77分 三笘薫(ブライトン)

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