ラ・リーガ第6節、アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーが24日にシビタス・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
アトレティコ・マドリー採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
13 オブラク 6.0
失点はノーチャンス。それ以外で難しい対応は少なかったが、普段通りの安定したゴールキーピングを見せた
DF
16 モリーナ 6.5
前半はジョレンテと共に推進力をもたらすプレーでフラン・ガルシアを圧倒。後半は守備の局面でロドリゴらに安定した一対一の対応を見せた
(→アスピリクエタ 6.0)
クローザーとして求められた守備の役割を完遂
15 サビッチ 6.5
前半はベリンガムやロドリゴ、後半はホセルらを相手に周囲と連携しながらきっちり封じ切った。カードなしに終わったことも好印象
2 ヒメネス 6.0
コンディションにやや不安がある中でのプレーで後半終盤は体力の限界で交代に。ただ、要所を締める守備でしっかりと役目を果たした
(→アンヘル・コレア -)
22 エルモソ 6.5
安定した守備に加え、クロスバー直撃のヘディングシュートで攻撃でも見せ場を作った。サビッチ同様に荒れるダービーにおいてカードなしで乗り切った
12 リーノ 7.0
見事なピンポイントクロスで先制点を演出。以降もサウールやグリーズマンとの良い関係性で攻撃の起点として機能した
(→ハビ・ガラン -)
MF
14 M・ジョレンテ 6.0
失点場面ではクロースとの駆け引きに敗れたが、試合を通しては攻守に持ち味のダイナミズムを発揮。守備では献身的にフィルター役の一人として奮闘
6 コケ 6.0
負傷明けながらカピタンとしてのリーダーシップを期待されての先発起用。本調子ではなかったが、攻守両面で一定水準以上のプレーは見せた
(→ヴィツェル 6.0)
コケからバトンを受け取ってフィルター役としての仕事を完遂。終盤は一列下がって安定したプレーを見せた
8 サウール 7.0
丁寧なクロスから2アシスト。ジョレンテと共に最も運動量が要求されたポジションで攻守にハードワークし、多くのチャンスにも顔を出した
FW
19 モラタ 7.0
古巣相手に会心のドブレーテを達成。ボックス内での駆け引きの巧さ、決定力を見事に発揮した
(→デパイ -)
7 グリーズマン 7.0
貴重な2点目を奪い、3点目の起点にもなった。前線と中盤のリンクマン役に加え、守備でも効果的に相手の起点を潰していた
監督
シメオネ 6.5
相手の出来の悪さもあったが、大戦前まで開幕全勝中の宿敵に内容も伴った会心の勝利を収めた
レアル・マドリー採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
25 ケパ 5.0
3失点共に大きな責任はなし。前半にサウールの決定機を阻止して意地は見せた
DF
17 L・バスケス 4.5
構造上の問題はあったが、自身のサイドから上がった3本のクロスで3失点。2失点目、3失点目のところでは受け渡しや取捨選択の部分でより良い対応をしたかった
(→ナチョ 5.0)
相手が攻め気を抑えたことで守備で苦労することはなかったが、前の選手を後方支援するには至らず
22 リュディガー 5.0
強烈なミドルシュートで見せ場を作った。個人として明確なミスはなかったが、低調だったディフェンスラインの一員として責任は免れない
4 アラバ 4.5
個人としてだけの責任ではないが、モラタに2度出し抜かれて失点に関与。ディフェンスラインの統率者としてうまくコントロールできなかった
20 フラン・ガルシア 4.5
守備時の判断、強度の低さでモリーナやジョレンテらに劣勢を強いられる。持ち味の攻撃面でもほぼよさを出せなかった
(→F・メンディ 4.5)
開始早々のカードで無理の利く対応が不可能となり、フラン・ガルシアと同等の低調な出来に
MF
15 バルベルデ 5.5
曖昧な起用法の影響で攻守に躍動感を出せず。失点場面を筆頭にダービーらしくない淡白な対応の数々もやや気になった
10 モドリッチ 5.0
ウニオン戦からの連戦の影響からしくないロストやイージーミスが散見。前半のみの出場に
(→ホセル 5.5)
前線で幾度か際どいシーンに顔を出したが、屈強な相手守備陣を前に決定的な仕事はできなかった
12 カマヴィンガ 5.0
前半終盤に中盤の左に移ってからやや盛り返したが、全体的にプレーの粗さが目立つ試合に
(→チュアメニ 5.5)
球際の勝負でまずまず奮闘し、得意のミドルレンジのシュートも放った
5 ベリンガム 5.0
初のダービーはほろ苦い内容に。蓄積疲労やシステム変更の影響もあったか、なかなか効果的にボールに絡めず。試合終盤には危険なタックルを見舞う場面も
8 クロース 5.5
圧巻のミドルシュートで一矢報いるゴールを決めたが、それ以外のパフォーマンスに関してはかなり厳しいものだった
(→ブラヒム・ディアス 5.5)
試合の大勢が決していた中で気概は見せた。少なくとも今後チャンスを与えたいと思わせるプレーは見せた
FW
11 ロドリゴ 5.0
試合を通して何度か惜しい仕掛けは見せたものの、相手の守備陣を前にほぼ沈黙。決定機はおろか良い形でフィニッシュに顔を出せなかった
監督
アンチェロッティ 4.5
ヴィニシウスの欠場という誤算はあったと思われるが、システム変更や用兵がことごとく嵌らず。シーズンに1度か2度ある酷い試合をダービーで見せてしまい、今季の公式戦初黒星に
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
モラタ(アトレティコ)
サウールやリーノらの活躍も見事だったが、前後半の入りのタイミングで見事な決定力を発揮したモラタをMOMに選出。得点場面以外でもグリーズマンと攻守にやるべき仕事をきっちりこなした。
アトレティコ・マドリー 3-1 レアル・マドリー
【アトレティコ・マドリー】
モラタ(前4)
グリーズマン(前18)
モラタ(後1)
【レアル・マドリー】
クロース(前35)