「スタジアムで普通の振る舞いができないならプロサッカーやめろ」 伝説ファンバステン、ファンの愚行による試合打ち切りに憤慨

24日に行われるはずだったアヤックス対フェイエノールトのトッパーは試合途中で打ち切られた。

今季不調のアヤックスがホームで3失点すると怒ったサポーターが発煙筒をピッチに投げ込んだためだ。

また、スタジアムでは破壊行為もあったとされている。

オランダでは同様の問題が度々起きてきた。今年5月には2部降格が決まっていたフローニンゲンのファンがアヤックス戦で発煙筒を投げ込み、試合が打ち切られた。

そうしたなか、オランダのレジェンドであるマルコ・ファンバステン氏は、『Ziggo Sport』でこう言い放っていたそう。

「私に解決策があるか?ない。こう言ってもいい。オランダのプロサッカーをやめればいいと。やめろ。

毎回これだ。意図的な行動で、わざとやっている。

オランダで最も重要な試合がストップした。正しくないことだ。スタジアムで普通の振る舞いができないなら、やめるべきかもしれない。

どうやらそれ(正しい行動)はできないようだね。無観客試合は選択肢ではない。

重要なら政治が問題にすべきだ。いつかはやめることになる。これが続くか?

狂気の沙汰だ。もうこんなことに悩まされるべきではない。

フェイエの3-0にすべきだ。彼らはもっととれたというかもしれないが。それなら、5-0でいい。

コロナが終わったのはよかったが、それ以降、ほぼ毎週こんな悲惨な状況に対処しなければいけない。あいつらは本気でやっている。

政治家は本気で介入する気はないようだ。通報義務を設けるのは、政治や警察にとって負担が大きすぎると思われている。イングランドにはそれがある。真剣に実施されているので、面倒なことははるかに少ない。

こういう試合を(投げ込まれた)ピッチ上の空のカップで止めるのはナンセンスだが、発煙筒による意図的な中断は本当に悲しい」

ファンバステンはスタジアム周辺での暴力的行為に嫌悪感を示してきた。

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こういった行為に心底辟易しているようだ。

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