子供の亡霊が出現するという“不気味な屋敷”の裏側に迫る『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』メイキング映像

『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』©︎2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ケネス・ブラナー(監督・製作・主演)が贈る最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が、現在劇場公開中だ。SNSでは「ミステリー好きには堪らない」「驚きの結末に裏切られた」など絶賛の声が絶えない本作より、ケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらが、「呪われた屋敷に実際にいると感じさせる」ことを目指し、ミステリアスで恐怖に満ちた事件現場となる、古びた屋敷での撮影について語るメイキング特別映像が解禁となった。

“名探偵ポアロ”シリーズ最新作

全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズ。これまで『オリエント急行殺人事件』(17)、『ナイル殺人事件』(22)を手掛けてきた、アカデミー賞脚本賞受賞(『ベルファスト』)歴を誇るケネス・ブラナー。最新作で世界一の名探偵ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件。

事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子供の亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加する事に。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。

「呪われた屋敷に実際にいると感じさせたい」

犯人が人間か亡霊かすらわからない難事件が巻き起こる本作で目指したことについてケネス・ブラナーは、「本作には緊張感や怪しい雰囲気がある。呪われた屋敷に実際にいると感じさせたい」と熱を込める。その言葉を体現するかのように、映像では、今にも闇に飲み込まれてしまうかのような屋敷内での怪しき撮影風景が映し出されていく…。

自身を“世界一の霊能者”と称し、「死者の声を聞ける」と断言するレイノルズを演じるミシェル・ヨーも、「セットの雰囲気は最初から完璧に作りこまれていた」と振り返る。ミステリアスな雰囲気を常に醸す屋敷内で行われた撮影は、SNSでも「ミシェル・ヨーの演技かなりインパクト強かった」「ミシェル・ヨーはこんな役も演じられるのか…」などと絶賛される彼女の“怪演”を引き出した。

「どこから見ても実在しそうと思える空間」

さらに映像の中では、キャスト・制作陣の口から観客を恐怖へ陥れる方法も語られていく。ポアロの旧友の作家で犯人候補のひとりでもあるオリヴァ役のティナ・フェイは、「家のようにセットを歩き回れるの」と解説し、プロダクション・デザインを務めたジョン・ポール・ケリーも、「ケネスが求めたのは、どこから見ても実在しそうと思える空間だった」と説明。閉鎖的で恐怖に満ちた屋敷を徹底して作り込むことで、思わず手に汗握るほどの没入感を生み出し、観る者をリアリティあふれる恐怖へと引きずり込むことに成功した。その作り込み具合は、キャストさえも恐怖へと陥れたそうで、犯人候補のひとりを演じるカイル・アレンは、「怖くて不気味だけど興味をそそられる」と語っている。

SNSでは、「至極の推理映画」「人物描写が巧みで物語により一層引き込んでくれる」「細部まで作り込まれた演出と実力派の役者達の演技が見事」「シリーズ共通の映像の美しさは健在で、ベネチアの景色も堪能でき、今までの中でも一番の完成度」とミステリーの秋にピッタリな作品という意見が多数寄せられている。

これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた世界一の名探偵さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か?それとも“亡霊”による超常現象か。“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末を劇場で体験してほしい。

『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は大ヒット上映中

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