当別町、チャットGPT本格導入 北海道、効率化へ

対話型の生成AI「チャットGPT」を開発した米オープンAIのロゴ=3月(AP=共同)

 北海道当別町は25日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を10月1日から業務に本格導入すると明らかにした。7月下旬から全庁で実証実験を実施した結果、業務の効率化が確認できたといい、文章の作成や要約、情報分析などに活用する。

 町によると、実験では全職員の約4割が日常的に使用し、会議録の要約で作業時間を30分~1時間程度短縮できた例もあった。入力した情報の漏えいや、回答の正確性への懸念といったトラブルはなかったという。

 町は運用に際しガイドラインを作成し、個人情報や機密情報の入力を禁止しているほか、チャットGPTが生成した文章の確認などを義務づけている。

© 一般社団法人共同通信社