ヨットで津軽海峡横断、最速競う 青森県佐井村-北海道函館市

佐井漁港から函館港を目指す津軽海峡横断ヨットレース

 南北海道外洋帆走協会(亀谷雄朗理事長)は17日、青森県佐井村の佐井漁港-北海道函館港間で第46回津軽海峡横断ヨットレースを行った。函館市や室蘭市のヨットチーム11艇が出場し、直線距離約40キロの両港間の所要時間を競った。来年は出発地を函館、ゴール地を佐井漁港とし村はレースを通じ、函館との観光交流促進につなげる。

 同日午前6時過ぎ、出場チームのメンバーが佐井漁港の沖合で準備を開始。同8時、出発の号砲と同時に太田直樹村長が旗を振って合図を出すと、各艇は帆に穏やかな風を受けて、一斉に進み始めた。同協会によると、3時間半以上かけ全11艇が函館に到着したという。

 亀谷理事長は「来年は佐井の子どもたちにヨットに乗ってもらうなど、函館のヨット文化に触れてほしい」、太田村長は「体験を含めて、函館との交流につなげられれば」と話した。

 優勝した「OCEAN BOY」には佐井村長賞として、ヒバの工芸品が贈られた。

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