近代五種・佐藤(青森市出身)6位 日本、五輪出場枠を獲得 杭州アジア大会

 第19回アジア競技大会(中国・杭州)は24日、来夏のパリ五輪の予選を兼ねる近代五種の男女個人決勝が行われ、男子は佐藤大宗(29)=青森市出身、青森山田出、自衛隊=が1457点で日本人選手トップの6位に入り、日本がパリ五輪出場枠を獲得した。佐藤は自身初の五輪出場に大きく近づいた。

 パリ五輪のアジア大陸枠は5枠(各国・地域で最大1)。男子は5位まで韓国、中国の選手が占めたため、佐藤が1枠を得た。ほかの日本勢は松本諒が9位、篠木薫(ともに警視庁)が12位。女子は内田美咲(自衛隊)が4位に入り男女で五輪出場枠を獲得した。梅村華苗(自衛隊)は6位、柴田華(早大)は14位。3人の合計得点で争う団体で日本は女子が銀メダル、男子が銅メダルだった。

 パリ五輪近代五種に出場できるのは、男女とも各国・地域で最大2人。日本近代五種協会によると、今後も世界ランキングなどで出場枠獲得の機会があるため、今大会で出場枠を得た選手がそのままパリ五輪代表内定とはならないという。

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