チェルシーの憂鬱は続く…2023年の勝点数&勝利数でプレミアワーストに

写真:指揮官がポチェッティーノ監督に替わっても、チェルシーの苦難は続いている

チェルシーが、2023年の勝点数&勝利数でプレミアワーストになってしまった模様だ。

イギリスメディア『Squawka』によると、2023年のプレミアリーグ(2022-23シーズンと2023-24シーズン)において、チェルシーが29試合で獲得した勝点はわずかに「25」。これは、27試合で同勝点の獲得にとどまったエヴァートンと並ぶリーグワーストタイの数字だという。また、勝利数もわずか「5試合」であり、これはリーグ最小の数字となっている。

チェルシーは、2020-21シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇。9年ぶり2度目のCL王者に輝いたが、そこからまさかの“転落”が始まった。2022年にはロシアがウクライナに侵攻したことを受け、オーナーを務めていたロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏がクラブ売却を決断。その後、トッド・ベーリー氏が会長を務める新しいオーナーグループがチェルシーを所有することになったものの、移籍市場で繰り返された大型補強と放出によってチームが強化されたとは言いがたい。

昨季は暫定監督を含め、3人の指揮官がチームを率いる混乱ぶりを見せたチェルシー。プレミアリーグではクラブ史上最低勝点および最低得失点差を記録し、12位に沈んだ。今季はマウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎えて立て直しをはかっているが、リーグ戦6試合を終えて1勝2分3敗。勝ち点5の14位と、むしろ昨季より状況が悪化している感もある。

現地時間9月24日に行われた第6節のアストン・ヴィラ戦でも、0-1という結果以上に内容面の悪さを露呈。チェルシーが暗いトンネルから脱出するのは、いつになるのだろうか。

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