<レスリング>男子グレコローマン60kg級は上位5選手がアジア…2023年世界選手権・第8日

 

 【ベオグラード(セルビア)】2023年世界選手権第8日は9月23日、当地で前日開始の男子グレコローマン3階級のファイナルが行われ、60kg級はオリンピック出場枠を与えられる上位5選手をアジアの選手が独占した。5位にアルメニアの選手が入っていたが、5位同士の特別試合でメフディ・モフセン(イラン)が勝った。

 97kg級は、昨年に続く優勝を目指したアルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)が決勝の終了間際に逆転負け。2019年世界ジュニア(現U20)優勝のガブリエル・ロシヨ・キンデラン(キューバ)が初のシニア世界一へ。72kg級は欧州選手権2位のイブラヒム・ガネム(フランス=元エジプト)が勝ち、フランスの男子グレコローマンとして2014年のメロニン・ヌモンビ以来の世界一に輝いた。

 各階級の成績は下記の通り。

▲メダリストが全員アジアで、5位にもイランが入った男子グレコローマン60kg級


オリンピック階級・1~5位順位

 【60kg級】
[1]Zholaman Sharshenbekov(キルギス)
[2]文田健一郎(日本)
[3]Liguo Cao(中国)
[3]Islomjon Bakhramov(ウズベキスタン)
[5]Gevorg Gharibyan(アルメニア)
[5]Mehdi Mohsen Nejad(イラン)

※特別試合の結果、Mehdi Mohsen Nejad(イラン)がオリンピック出場枠を獲得

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 【97kg級】
[1]Gabriel Rosillo Kindela(キューバ)
[2]Artur Aleksanyan(アルメニア)
[3]Artur Omarov(チェコ)
[3]Mohammadhadi Saravi(イラン)
[5]Mindaugas Venckaitis(リトアニア)
[5]Abubakr Khaslakhanau(AIN=ベラルーシ)

※特別試合の結果、Abubakr Khaslakhanau(AIN=ベラルーシ)がオリンピック出場枠を獲得


非オリンピック階級・1~5位順位

 【72kg級】
[1]Ibrahim Ghanem(フランス)
[2]Robert Fritsch(ハンガリー)
[3]Selcuk Can(トルコ)
[3]Ali Arsalan(セルビア)
[5]Stoyan Kubatov(ブルガリア)
[5]原田真吾(日本)

 

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