住宅ローン保険の補償率90%に

住宅ローン保険を扱う按掲証券公司は1000万ドル以下の物件に対する住宅ローン保険制度を緩和すると発表した。9月23日付香港各紙によると、業界では新たな措置により住宅ローンの融資割合が大幅に増加し、住宅市場を積極的に下支えするとみる向きもあるが、金利は依然として不透明で引き続き市場参入意欲に影響を及ぼすため、緩和措置は不動産市場全体の活性化にはつながらないとも考えられている。緩和された住宅ローン保険スキームは、既存および未完成の住宅物件の両方に適用される。改正後、1000万ドル以下の物件の住宅ローン保険の補償率は60%から90%に引き上げられる。1000万元を超え1500万元までの補償率は80%、または香港の住宅ローン限度額に基づいて計算された割合となる。1500万元を超えて3000万元までの住宅ローンに対する住宅ローン保険の最大補償率は70%、または住宅ローン限度額1200万ドルに基づいて計算された割合のいずれか高い方となる。改正は9月22日以降に仮売買契約が締結された住宅ローンに適用される。

© HKP