スターダスト☆レビュー「ブギウギ ワンダー☆レビュー」 野外編 大団円で幕

スターダスト☆レビューが日比谷野外大音楽堂で「ブギウギ ワンダー☆レビュー」 野外編の最終公演を行った。
昨年10月からスタートした全国ツアー「ブギウギ ワンダー☆レビュー」の野外編として9公演行ってきたライブもこの日がラスト。

野外編のテーマは「祭り」ということで、法被を着たメンバーがSEの流れるなか登場。
冒頭のメンバー紹介からいきなりのコールアンドレスポンスで会場の熱をあげながら、一曲目の「東京ブギウギ」を披露。
声出しの規制がなくなり、お客さんと一緒に歌える本来の形に戻った姿を見て、メンバーも楽しそうにパフォーマンスをしていた。

風が気持ち良い時間帯になってきた頃、アコースティックセットで会場の雰囲気を和らげた後にはバートバカラック作曲の「雨にぬれても」 (RAINDROPS KEEP FALLI’N ON MY HEAD)のア・カペラカバーをカラフルな傘を手にしながらパフォーマンス。
ライブの中盤には、病気で療養中のVOH林からのメールが読み上げられ、林の歌をサポートの添田と岡崎が歌う一幕もあった。

さらにお客さんとの大合唱で始まった「今夜だけきっと」はこの日のハイライトのひとつとなり、コロナ禍でもライブを絶えず行ってきたスタ☆レビとお客さんにとってかけがえのない時間となったのは間違いない。
ライブ終盤は、会場全体でこの日最高の盛り上がりをみせ、本編最後の「Simple Song」では再度のお客さんとの大合唱が起こった。

アンコールは「夢伝説」のあと、スタ☆レビを見出してくれた亡きディレクターへの感謝を歌った「オルフェウスの愛」を演奏。
今回の野外編初のダブルアンコールで「この夏を惜しむようにみんなと踊れたらと思います」と根本が言い演奏された「オラが鎮守の村祭り」で野外編は幕を閉じた。
バンドは来週の九州編から通常のツアーを再開。日本屈指のライブバンドのツアーは来年の春まで続く。

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