ファミマ店長27歳、男性客の買い物やめさせる…直感で詐欺阻止 1週間後に21歳女性店員も客守って称賛の声

感謝状を受け取った斉藤知也さん(左から2人目)と市川沙也加さん(同3人目)ら。左は小田智一署長=所沢署

 埼玉県警所沢署は、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、いずれもコンビニエンスストア「ファミリーマート」の所沢ニュータウン店(所沢市中新井5丁目)と所沢小手指南店(同市小手指南3丁目)の2店舗に感謝状を贈った。

 所沢ニュータウン店では8月12日午後9時50分ごろ、「パソコンに使う」などと電子マネー10万円分の購入を求めてきた高齢男性に対し、店長の斉藤知也さん(27)が特殊詐欺被害を疑い警察に通報した。

 所沢小手指南店では同19日午後4時半ごろ、「どんなカードがあるか」などと電子マネー4万円分の購入を求める高齢男性に対し、アルバイト店員の市川沙也加さん(21)が詐欺の被害を疑って通報した。

 同署は日本フランチャイズチェーン協会(東京)と連携し、警察官が管内の店舗を巡回するなどの「セーフティコンビニポリス」活動を展開している。小田智一署長は「詐欺被害抑止の機運は高まっている」と話している。

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