「金がないからやった」“置き引き”容疑で逮捕の教諭の30代男 常習的な犯行の疑い視野に捜査=静岡県警

9月24日未明、JR静岡駅のロータリーで酒に酔い、寝ている男性から財布などを盗み取った疑いで逮捕された静岡県の特別支援学校に勤務する教諭の男が「金がないからやった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

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窃盗の疑いで、25日送検されたのは県の特別支援学校に勤務する教諭の男(32)です。警察によりますと教諭の男は24日午前4時頃、JR静岡駅北口のロータリーで酒に酔い、寝ていた男性(56)の足元にあったかばんから財布とキャッシュカードが入ったカードケース、合わせて2000円相当を盗み取った疑いが持たれています。

周辺では最近、置き引きの被害が相次いでいて、警戒に当たっていた警察官が被害者の男性に近づき、立ち去る教諭の男を確保。これまでの調べに対し、教諭の男は容疑を認めた上で「金がないからやった」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。

警察は教諭の男について常習的な犯行の可能性も視野に、余罪についても調べを進めています。

静岡県教育委員会の池上重弘教育長は「県立特別支援学校の教諭が窃盗で逮捕されたことは大変遺憾。県民の皆様の信頼を回復できますよう、教職員に対する指導の一層の強化と徹底を図ってまいります」とコメントしています。

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