朝ドラで急展開、宮崎あおいと松坂慶子の配役にSNS衝撃

草花をこよなく愛する主人公・槙野万太郎が、激動の時代をたくましく生き抜く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月25日に放送された第126回に、松坂慶子と宮崎あおいがサプライズで登場した(以下、ネタバレあり)。

千鶴(松坂慶子)から依頼について聞く紀子(宮崎あおい) (C)NHK

自分の店を売却し、東京郊外にある「大泉村」に土地を買った万太郎(神木隆之介)の妻・寿恵子(浜辺美波)。2人は新天地にさまざまな草花が咲く園を作ろうと語り合い、寿恵子は「私、やり遂げました」と満足そうな笑顔を浮かべる。

時は流れ昭和33年、万太郎たちが暮らしていた大泉村の自宅に紀子(宮崎あおい)が訪れる。槙野夫妻の娘・千鶴(松坂慶子)から、万太郎が遺した植物標本を整理する仕事を依頼されたものの、責任の重さから一度は断った紀子。しかし、膨大な数の標本が震災や戦争から守り抜かれてきた偉大さに気づき、改めて手伝いをしたいと申し出るのだった。

万太郎たちが生きる大正時代から数十年が経過した今回の放送。これまで物語のナレーションをおこなっていた女性が、万太郎の標本整理を手伝いに訪れた紀子であることが明らかになった。

長らくナレーション役として定着していた宮崎が「私」として作中に登場し、さらに万太郎の祖母・タキ役を演じていた松坂が、今度はひ孫にあたる千鶴役として登場する演出に、SNSでは驚きの声が続出。

「最終週がこういう始まりとは驚いた!」「ちーちゃん(千鶴)役で松坂慶子さん! ナレーションの宮崎あおいさんも。粋な演出」「本当に、どんな設定にも違和感を感じさせない、よくできたドラマだ・・・」「予告無い訳が分かったよ!! こんなの泣くよ」など称賛の声が相次いだ。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月26日放送の第127回では、万太郎の友人・波多野(前原滉)が槙野家を訪ねてくる。10月2日からは趣里がヒロインを務める『ブギウギ』がスタート。

文/つちだ四郎

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